肥満は様々な生活習慣病の原因となることが知られています。
このため企業におけるメタボ検診をはじめとして、「肥満の解消」を強く要求するような時代となりました。
多くの方が「肥満の解消が大切であることは分かっている」とおっしゃいます。しかしながら、肥満の解消の方法については明確な対処法が分からない方が多いのです。
「痩せればよくなる」
と言われる病気たちを本気で治療するのがヘルスプロモーション外来(肥満治療)なのです。
日本肥満学会では以下の11の疾患を肥満関連疾患と位置付けています。
病名 | 肥満との関連 | |
1 | 高血圧 | 血液量の増加による心臓負荷の増強などにより血圧は高くなります。高血圧は血管に過剰な負荷を与え、動脈硬化を進行させます。 |
2 | 糖尿病 | 体重が増えるような食べ方により常に過剰栄養にさらされている可能性があります。王紅比べて日本では軽度の肥満でも糖尿病の発病率が増加することが広く知られています |
3 | 脂質異常症 | 血中脂質の異常。特にLDLコレステロールの増加、HDLこれ末ロールの減少、中性脂肪の増加などが血管にダメージを与え、動脈硬化を進行させます。 |
4 | 脂肪肝 | 肥満により皮下脂肪のほか、内臓にも脂肪が付着します。肝臓にも脂肪が付着し、肝機能を悪化させたり、肝臓に炎症を起こさせることから肝硬変を進行させる原因となります。 |
5 | 心臓病 | 肥満により血液量が増加するほか血圧が上昇するなど、心臓の負荷が増加した結果として不整脈、虚血性心疾患などを引き起こします。 |
6 | 脳血管障害 | 体重増加に伴う生活習慣病などにより脳の血管も動脈硬化が進行してしまいます。 |
7 | 高尿酸血症 | 体重が増加するような食事の過剰摂取は高尿酸血症を引き起こし、痛風の原因となります。 |
8 | 整形外科疾患 | 体重の増加により関節への過重負荷が増加し軟骨が障害されるなどの結果として膝関節症や腰痛症などが出現します。 |
9 | 月経異常・ 妊娠合併症 |
肥満により内臓脂肪が過剰に蓄積した結果として、卵巣およびその周囲の子宮付属器を物理的に圧迫するほか、内臓脂肪が生成するホルモンの一種委より月経や妊娠などが阻害されてしまいます。 |
10 | 睡眠時無呼吸 | 気管をはじめとする呼吸器周囲に脂肪が蓄積することから気道を圧排し、睡眠時の正常な呼吸を困難とし、無呼吸が生じる状態を指します。昼間の傾眠などから社会生活が不可能となってしまう方もいます。 |
11 | 肥満関連腎臓病 | 肥満により血液量が増加し、腎臓に負荷がかかった結果として腎機能が低下し蛋白が漏出するなど、肥満による腎機能不全が生じることが知られています。 |
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